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高比良 哲氏 [版画]

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ひとつの版からたくさんの作品を生み出します。ただしそれはひとつとして決して同じものはありません。
例えば1回の刷りで完成する作品もあり、100回の刷りで完成する作品もあるのです。
まず、その作品について伺いました。

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作品をつくるプロセスで生まれる作品。
瞬間に起きるハプニングが作品となるのです。
偶然の繰り返し。思いもしない色や形が一瞬の刷りで現れる・・・そこが魅力なのです。
彼の版のスタートはアンディーウォーホールのマリリンモンローの作品。
美病なズレが気になって・・・

こちらは版です。
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版も素敵です。微妙なインクの混ざり合いによって生まれる版の数々。

「絵が苦手なんです」とおっしゃっておりましたが・・・
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釧路で滞在し、お世話になった方々を描いていらっしゃいます。
彼自身は斜視でものを判断するのは形ではなく、色なんですとおっしゃっておりましたが、柔らかな何本もの線から伝わる被写体の様子が手に取るように伝わってきます。
ts14.jpg奈良県出身で中学一年生の時に不登校になり、大阪から海外に渡りました。
版画を勉強するために各地を移動し、2011年にハワイ大学大学院美術学科版画家選専攻修了するのです。
2011年、ハワイ大学の招聘アーティストとしてハワイを訪れていた、アーティスト・富田俊明氏(北海道教育大学美術講師)のレクチャーを聴き、ワークショップに参加、その縁で釧路に滞在。そして釧路での様々な出会いを通して作品を制作なさいました。
彼にとって制作するということは生きるという行為そのもの。作品にはその人がすべて出ると思うので・・・
そして、アートとは彼にとって「刷ること」。