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加藤 宏子氏 [現代art 立体]

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紙と石をつかった作品づくりについて・・・

手漉き和紙から水で濡れてびちょびちょにしたものを自分でつくった型に張り込んで重ねていくそう。
繊維と繊維をからめあわせて形ができるのです。
どれくらいものごとを深くつきつめて表現者として形にあらわすことができるのかに重きをおく加藤氏。
この世界に入ったのは・・・
まったく違う職業に務めていた時、自分にしかできないものを何かを探そうと広島の旅に出ました。
そこで見た原爆記念ドームに一番インパクトを覚えたのです。
千羽鶴がおびただしくあり、ドームの無惨な姿を見て、その横にあるヘンリームーアの平和の門を見たことが心に響いたのです。
なぜ自分の胸につきささったのか・・・でも、その瞬間があったから自分の選んだ道を歩みたいと思ったそうです。
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そこから美術を勉強する大学に進み、彫刻の道に。
紙を素材にするようになったのは最近。以前は石彫。どっしりした大きな作品を作っていたそうです。


kah06.jpg石も大好きな素材。石と両極端にある紙。紙も魅力がたくさん。
伝えたい事は一貫して「人間」人の気持ち、生き方、人から派生した人がつくったこの社会。
理想だったり今の現状だったり、それを作品になさっています。

紙はぬれると形がなくなる。
燃えると灰になって形はなくなる。
儚さもあるけれど、木の繊維を混ぜ合わせてできたものは強い。
儚いながらも強さがあるのが魅力。
また、石の魅力は腐らないこと。半永久的に存在している。見た目に安定感があること。

作品づくりは加藤氏にとって、生きる上で必要な行為。それが見てくれる人に何らかの影響を与えることができたらしあわせと・・・。
アートは表面的なものではなく、深く感じとれるもの。深いところで心にふれるもの。

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※現在札幌市在住
※2012.1130〜1224まで 北海道立釧路芸術館で開催の「交差する視点とかたち」に出展

柿﨑 熙氏 [現代art 立体]

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柿﨑氏の作品は丸太をチェーンソーで粗彫りし形をつくることからはじまります。
小さい作品は壁にかけ、大きな作品は床などに置き、空間構成しています。
インスタレーションです。


テーマは「林縁から」
植物の生態に触れる機会があり、その様子を観察し、命の大切さ、いとしさを表現しています。
自分が感じた命の息吹などを表現することにより、見ている人にトリや植物も頑張っている姿を伝えたいと・・・
伝わるためには洗練された形を作り上げること。そのために形の探求に力をいれていらっしゃいます。
使っているのは今桂の木がメイン。掘りやすいし、耐久力もあるからだそうです。
自分の感性にフィットしていると思うと。
色は以前は色々な色を使ったそうですが今は白一色。
光が当たることによって陰影ができ、浮遊する感じなどを表す。
見てくれる人が作品を見て、癒し、優しさを感じ取ってくれたら嬉しいと。
森や林の中で佇んでいる時の気持ちが伝わっていけば良いと思うとおっしゃっておりました。
現在は「林縁から」というテーマで制作活動をなさっていますが、
一貫したテーマはそこに存在する命。
油絵を描いていた時もあり、人間としてのあり方、存在をテーマにしていたそうです。
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この世界に入ったのは・・・

作品づくりとは、自分の感性を伝える最大の手段。
自分の大切に思っていることを作品に表すことは生き甲斐でもあると。
また、見てもらう人にも自然の大切さを伝えることができたらとおっしゃっておりました。
限られた資源を使うからこそなおさら伝えたいのです。
そして・・・
アートとは自由。自由な気持ちをもてること、遊べること。
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手にもって見せてくださったのが、最新の作品です。











※現在石狩市在住
※2012.1130〜1224まで 北海道立釧路芸術館で開催の「交差する視点とかたち」に出展