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戸川 覚氏 [photo]

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東京在住の戸川氏は羅臼、知床にとても縁のある方なんです。
彼の現在の撮影テーマは「在りて」北海道を舞台に、北海道アイヌの自然観が息づく北海道の風土を撮影なさっています。

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羅臼とのつながりはおじい様である戸川幸夫氏の時代にさかのぼります。
動物作家であったおじい様は取材のために何度も羅臼に足を運ばれていました。森繁久彌氏の映画や加藤登紀子氏の知床旅情がうまれた頃です。
その時からのつながりで戸川家と羅臼とは交流がずっと続いていたのです。
覚氏はアイヌの方からのお話しを聞くうちに、「自然に感謝して自然とともに生きていく」その自然観に心動かされ、野生動物や昔から姿を変えないもの、厳しい自然などを被写体に選ばれています。

当初は庭を造ったり、木を植えたりしようと東京農大の造園科に進まれました。
その学生時代にタイへの旅行に行かれたのが・・この道への始まりでした。
タイでパスポートの盗難にあい、なにもかも失った後で向かった先がチベット、ボナパート寺院。
そこで巡礼に来ている人たちに会い、色々な話しをしているうちに、
自分は遠く離れた日本に住んでいるけれど、なにか自分の姿に近いものを感じたそうです。

学生時代の旅がきっかけでこの道でやっていこうと決心し、6年間制作会社で勤められ、
写真のノウハウを蓄積し、再度チベットの地へ向かいました。
当時とかわっていない人と風景に感動し、そこで本格的に撮影をしたものを「帰一」として
以後発表することになるのです。
彼が大切にしていることは・・・
野生動物であっても、木々であっても、人であっても・・・被写体は生きているもの。
そして、そこには必ず背景があるということ。過去から繋がって今があるという事実。

チベットでの出会いから始まったことですが、生きているもの、生きとし生けるもの
その種類を剥いでしまった生き物の美しさを見せたいということなのです。
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一生懸命いきて、色々な人、風景、動物に出会い、
その出会いを残していくこと・・・それが戸川氏にとっての撮影をするという意味なのです。


※現在東京都在住
※2013.0803~0825 網走市立美術館で個展を開催
※写真は戸川覚氏からお借りしました。

伊藤 恵里氏  [絵画]

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もともとは形のあるもの、形をおっていくものを描いていた伊藤氏が、
ある日、あえて形を追わなくてもいいのでは?と思い具象から抽象へと作品が変化していきます。
人は形あるものでモノを認識するのですが、そこに形がなくてもモノを認識したりできるのでは?と感じたのです。
例えば陰とか、気配とか、第六感みたいな・・・
現在は油彩での抽象画やイラストを使って様々な表現方法を探求なさっています。
もっと身近にもっと簡単に表現するものがあるのでは?・・ということなのです。

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ただ基本にあるのは油彩。油絵の具は光沢やその深みを出すために一番適しているとおっしゃいます。油絵の具は描いたものを一度乾かし、
そしてその上にさらに描いていくので、乾かす時間も必要です。
その乾きが遅いことも彼女は好きなのだとか。

制作の一貫したテーマは内面を描くこと。
なんとなく自分の中にあるピジョンを描かれているそうです。
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ルノワールの言葉をつかって自分もこうありたいと語ってくださいました。
「辛い人生を送っていたルノワールは、
人生がこんなに辛いなら
わざわざ苦しいことを表現しなくても良いのではないかと思ったそう。
そういったことで、楽しいことだけを考えて絵を描いたそうですが、
自分もそうありたいんです。
生きていて・・・喜びがあると伝えたいんです」
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伊藤氏にとっての作品づくりはあくまでツール。自分を表現するための方法なのです。
表現の幅を広げる一つの方法。
また、アートは誰もがもっている才能的なもの・・・とおっしゃいました。


※現在釧路在住
※2013.0713〜0901市立小樽文学館で開催される「北原白秋の小樽・サハリン旅行展」で美術を担当。
※写真は伊藤恵里氏からお借りしました。