So-net無料ブログ作成

勝水 喜一氏 [工芸]

2013-02-18 15.06.59.jpg

ここ数年、漆を独学で実験、研究なさっていた勝水氏は2011年冬、京都芸大の漆工研究室に・・・

漆を基礎から学ばれた結果、漆を塗るという行為から木工を考えることができるようになったとおっしゃいます。
2013-02-18 14.59.42.jpg 2013-02-18 15.00.07.jpg 2013-02-18 15.01.05.jpg
言葉としての現在のテーマは「漆黒」。炭のカーボンブラックではなく、鉄の黒。
鉄を食って食って黒くなるのが面白いと。
ところがこの黒、実験していくと、突然黒くならなくなのです。

オブジェなのか・・・実用品なのか・・・
紙一重のところに存在しています。
ただ、今わかっていることは、
漆は色々なことを勝水氏から解放してくれ、さらにあらゆることを可能にしてくれたということです。
これから制作なさる作品にはそのような精神的な意味での何かが反映されることと思います。

勝水氏にとって「木」とは「水」

2013-02-18 15.06.48.jpg 2013-02-18 15.08.08.jpg

※現在釧路市阿寒在住

工藤 和彦氏 [工芸]

全国各地をまわり、精力的に活動を続けていらっしゃる工藤氏。
陶器を創ったのは16歳の頃。ただ本格的に作陶をなさったのは18歳で、そこから陶芸一筋です。
最初の頃と何がかわったのでしょう?

今年の春から手になじむ重さ、存在感のある重さに意識がむかっています。
自分の器の存在感を確かなものにするためには厚みが重要な要素を思い始めたそうです。
kk004.jpg kk003.jpg

器をつくりあげる技法についてのお話しです。
黄砂に含まれる鉄分を利用して独自に調合なさり、粉引(こひき)の技法を駆使して
出来上がったオリジナルの技法が「黄粉引」です。それを応用、シラカバホワイトや緑の器が
創られました。

kk005.jpg kk006.jpg kk007.jpg

重さに関わらず存在感のある器づくりは作陶のテーマです。
旭川に永住する気持ちで土地を購入なさったそうです。さらに北海道、そして自分が住んでいる
旭川が工藤氏の中で大きくウエイトを占めるようになりました。

より土地に根ざした作陶、北海道を感じる器が工藤氏の中で確実なものとして形になってきているのだと思います。
まだまだ工藤氏の挑戦は続いています。


※現在旭川在住
※2012.1027〜1104弟子屈町湯の島にある山椒で個展を開催
※写真は工藤和彦氏からお借りしました。
工藤和彦氏のhpは・・・
http://kazuhiko-kudo.com/

石戸谷 準氏 [工芸]

ij10.jpg

ステンドグラスと一口に言っても・・・様々なパターンがあります。
まずはヨーロッパの流れとアメリカの流れについて、そして
色やデザイン、モチーフについても伺いました。
どうしても受注生産という形での制作が多いので、どちらというと作家というよりはデザイナーに近いかな?と。

ij01.jpg ij02.jpg ij05.jpg
石戸谷氏がステンドグラスを始めたきっかけは?
そしてその変遷について伺いました。
パリで世界で唯一ステンドグラス科がある学校で勉強なさり、日本に戻ってからは東京で6年教室でステンドグラスを教えていました。
そして、北海道に戻り工房をはじめたのが今から25年前のことです。

ij06.jpg 石戸谷氏の作品の特徴は・・・どちらかと言うと加工専門。
 絵付けとエッチングについてのお話しです。
 実際にガラスに色をつけているわけではありません。もともと色がついているガラスを使い加工するのです。
 絵付けは線をかいたり、影をつけたり徐々に暗くしていくもの。
 逆にエッチングは薬品を使い、ガラスを溶かして徐々に明るくする技法です。
 作品に濃淡をつけることでより表現の可能性が広がるのです。

ステンドグラスの魅力
そして、石戸谷氏にとっての制作活動とは・・・
ij04.jpg
東日本大震災の後、現地に足を運び、一体自分には何ができるのだろうと・・
たまたま仙台のデパートで展覧会を開催し、その時にいらした被災地の方に
「見るだけで嬉しい」という言葉をいただいたり、また、作品を見て涙を流されている姿を見た石戸谷氏。
自分の作品で人をどこまで喜ばせることができるのか・・アートとは人を喜ばせることじゃないのか・・と最近思われているそうです。
ij11.jpg ij12.jpg

※現在江別市在住
※写真は石戸谷準氏からお借りしました。
※2012.1024まで 中標津東1条ギャラリーで個展を開催
石戸谷準氏のhpは・・・
http://www.st-glass.jp/

佐々木 要氏  [工芸]

zairyou.jpg十勝幕別の廃校を工房にして制作活動をなさっている佐々木要氏。
実は息子さんも一緒に制作活動をなさっています。
しかも兄弟揃って・・・
まずはお父様の要氏からお二人をご紹介いただきました。

sagayou1.jpg sagyou2.jpg sagyou3.jpg sagyou4.jpg
それぞれの性格が作品に表れるとのことで、要氏からご長男の允氏、次男の匠氏の特徴を伺ってみました。
そして、お二人にはお父様の作品について伺っています。
允氏はグラフィックにも携わっていたことがあるそうで、これからはお皿に絵をいれること、そして漆にも興味があるそうです。また、匠氏は器だけにこだわらず他のものにも挑戦なさりたいとか・・・

people.jpg
写真は左から匠氏、要氏、允氏です。
そもそも10年働いていた会計事務所を辞め、奥様の実家の木材関係の仕事場できれいに製材されて出てきた木の美しさに衝撃を受けたのがはじまりです。
十勝の森には30種類位の広葉樹があります。それぞれに個性があり、きれいな年輪があります。もちろん同じ木でもまったく表情の違ったものがあります。木の育んできた歴史が違うからです。
例えば・・・左からキタコブシ、ハルニレの埋木、ミズナラの埋木ですが、味わい深いですよね。
kitakobushi.jpg harunire.jpg mizunara.jpg
30年ちかくも木に関わっていらっしゃる要氏に十勝の木を使う意味について伺いました。
もちろんまずは十勝が大好きだから・・・そして・・・

kaname1.jpg kaname2.jpg kaname3.jpg
要氏は木の持っている可能性をたくさんご存じです。
実はもっと軽やかにフワフワしている浮遊感のある器を作られてもいます。また、広葉樹の種類や特徴、性格もご存じです。もっとみんなに広葉樹の素晴らしさを伝えたいということで様々なアイディアで木の素晴らしさを伝えてくださってもいるのです。
作ることはもちろんですが、他の方法でも伝えることができるのでは・・という思いが彼を突き動かしているのです。

kaname4.jpg重ねていく年輪の美しさ、その年輪には様々な出来事が隠されています。人の顔と同じようにひとつとして同じものはないのですから・・・
木が大好きで
木のそばにいることができて幸せで
木の表情や色をもっとみんなに知ってもらいたくて
制作を続けていらっしゃる佐々木氏。

「このままうまくいくかどうかは別として
僕は今こんな時間を過ごすことができてすごく幸せです」




※現在幕別町在住
工房 十勝の木のうつわのhpは・・・
http://www.tokatinokinoutuwa.com/




勝野 好則氏 [工芸]

katsunoy3.jpg


ガラス工房hum-peを1993年から立ち上げ、「北海道らしさ」を常に追い求めている勝野氏。
彼が理想とする北海道らしい器とはいったい何でしょう?
勝野氏も自問自答を繰り返す毎日だとか・・・


katsunoy1.jpg

最近は地元で頑張っている企業がお互いに共鳴しあい、コラボレーションする機会が増えてきたそうです。

katsunoy2.jpg

作品をつくり冷やす作業を終え、翌日作品を出すまでの間が一番ワクワクする楽しい時間なのだそうです。
何十年やっても予想通りにいかないものもあるそうで、翌日作品が冷えてできあがるとガッカリすることも多々あるとか・・・・・
火ももつ魅力にも何か不可思議なものがあるのかもしれません。



2010.8.15〜帯広コンテンポラリーアート2011で作品を展示。


※現在帯広市在住
※2011.0815〜0821帯広コンテンポラリーアート2011に出品。
※写真は以前個展をなさった時に撮影したものを勝野氏からお借りしました。
勝野 好則氏のhpは・・・
http://www10.plala.or.jp/humpe/index.html

工藤 和彦氏 [工芸]

kk4.jpg

神奈川生まれの工藤氏。はじめて北海道にやってきたのは剣淵町でした。北海道らしい土を使って陶芸をしたいと様々な粘土を探した結果、たどり着いたのが2 億年前の黄砂の粘土。

土への想いはアツく、粘土の特徴を活かしたフォームはゆったりゆるやか・・・手にするとなぜかホッとする器たち。表情のある器たちは木の灰をつかっているのです。

kk2.jpg kk3.jpg
そもそも焼き物との出会いは高校生の頃・・・彼の表現したいものとは?作品づくりで心がけていることとは?


作品をつくるとは・・・人間がつくることのできる崇高な行為

工藤氏曰く、あえて足をひっぱるような粘土や灰を使うことに挑戦なさっているのです。そこには、自分を「もの」の中に宿すという、普遍的で確かな存在感を追い求める姿があるのです。
kk1.jpg


※現在旭川在住
※2011.0501〜0508弟子屈町湯の島にある山椒で個展を開催
※写真は工藤和彦氏からお借りしました。
工藤和彦氏のhpは・・・
http://kazuhiko-kudo.com/

熊澤 桂子氏 [工芸]

kk5.jpg

美大では建築学科を卒業になった熊澤氏。自分のやることは違うと思い専門学校の門をたたき、ガラスの世界へ・・・入ります。熊澤氏の作品の説明からお話しはスタートします。



kk1.jpg kk2.jpg人参をモチーフにし始めたのは2003年頃から。それまでは空き瓶や流木など。規格外の捨てられる人参や自然界にある流木や、見向きもされない空き瓶たち・・・これらの素材をアート素材にすることによって、それを蘇らせ、見る人に新たな美の世界を展開しています。

kk3.jpg

アートとは特別なものではなく、普通にあるもの。どこにでもあるもの。
良い意味や悪い意味も含めて、人を感動させるもの。


kk6.jpg kk7.jpg

※現在帯広市在住
※2011.0606〜0612 帯広コンテンポラリーアート2011に出品。

下倉 洋之氏 [工芸]

age3.jpg age7.jpg age6.jpg

はっきり言うと銀との出会いは不純でした。


  age1.jpg
・・・・・・真摯に銀に向き合い、装身具の本来の意味を突き詰め、現在は作品づくりに邁進なさる日々を送られています。
自然には何者もかなわない。それはもう周知の事実。
でもそこにあえて挑戦することを大切にする姿勢が大好きだし、
そんな匂いが好きで、そこに挑まれています。

age5.jpg

アイヌの血を受け継ぐ奥様は歌い手。
その奥様が歌をうたう時には精神的には丸裸になるそうです。
我がないというか、透明な感じというか。
その姿を目の当たりにした時に
装身具の本当の意味を理解したそう・・・


下倉氏曰く、
アートとは挑むこと。
それを目の前にするとコシを抜かしてしまうほどのものにたいして。




※現在八王子市裏高尾在住
※2010.0918〜0926 清水 Forest Storyで5人展を開催。
彫金作家の下倉洋之氏のhpは・・・
http://www.k3.dion.ne.jp/~ague/